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子どもサポート情報 第192号「折りたたみ式踏み台 乳幼児が指先を切断する事故も発生」

内容
事例1
保護者が折りたたみ式踏み台の座面の取っ手部分を持ってたたんだ際に、子どもが踏み台の脚部分に手指を挟んだ。左手小指から出血が止まらず、病院で受診した。(当事者:1歳)
事例2
自宅で子どもが折りたたみ式踏み台を触っていたところ、年上のきょうだいが踏み台を横に引っ張った。保護者が注意すると、より強く引っ張ってしまい踏み台が折りたたまれた。その際、踏み台の側面上部に子どもの右手人さし指が挟まれ、指の一部が切断された。(当事者:1歳)

ひとことアドバイス
・折りたたみ式踏み台は、広げたり折りたたんだりする際に、天板と脚部、板同士の接続部(ヒンジ)の隙間の間隔が変化するため、乳幼児の手指が隙間に挟まれ、指の一部を切断するなどの重大な事故も発生しています。
・乳幼児がいる環境では、乳幼児が折りたたみ式踏み台につかまり立ちをしたり、押したり引っ張ったり衝撃を与えるなどして、折りたたみ式踏み台が不意に折りたたまれる可能性があります。乳幼児がいるご家庭で踏み台を入手する場合は、可動部分がない商品の購入を検討しましょう。
・乳幼児が折りたたみ式踏み台に触れることがないよう、管理や保管を徹底し、事故にならないよう注意しましょう。