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見守り新鮮情報 第424号「墓じまい 離壇料に関するトラブルに注意」

内容
事例1
自宅から遠く、自分も入るつもりはないので、墓じまいを寺に申し出たところ、300万円ほどの高額な離檀料を要求され困惑している。払えないと言うとローンを組めると言われた。(80歳代 女性)
事例2
跡継ぎがいないのでお寺に離檀したいと相談したところ、過去帳に8人の名前が載っているので、700万円かかると言われた。不当に高いと思う。(70歳代 女性)

ひとこと助言
・今あるお墓を片付け、寺など墓地の管理者に返還する墓じまいの際に、高額なお布施(檀家をやめるときに寺へのお礼として慣習的に支払う、いわゆる「離檀料」等)を要求されたという相談が寄せられています。
・離檀料に明確な基準はなく、金額に納得がいかない場合は、基本的には寺などと話し合うことになります。
・墓じまいは勝手にはできず、寺などが発行する「埋葬証明書」などが必要です。家族や親族などを交えるなどして、よく話し合いましょう。
・分からないことがあれば、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。